日曜メインは、牝馬の頂上決戦エリザベス女王杯。やはり注目は、前年1番人気5着敗退のレガレイラ。今年の宝塚記念は11着に敗れたが、オールカマーでは鮮やかな差し切り勝ち。牡馬相手にG1 2勝の実績は、ここに入れば最上位。おそらく人気も1強のような抜けた形になるだろう。
その他には秋華賞で2着奮闘のエリカエクスプレス、同3着パラディレーヌ、札幌記念2着から参戦のココナッツブラウンらも有力。昨年の桜花賞馬ステレンボッシュ、マイル重賞の関屋記念を制したカナテープ、昨年の4着馬シンリョクカ、今年の福島牝馬S優勝馬アドマイヤマツリなどレガレイラ以外は混戦でレガレイラの相手探しのレースになると想定している方も多い。
・コース特徴、馬場傾向
内回りコースの直線入り口付近からスタート。1コーナーまでの距離は397mと長く、それまでにほぼ位置取りが決まり、外回りでバックストレッチも長いため、ゆったりとしたペースになることが多い。
上がりの速い競馬が多く、下り坂で一気にペースが速くなる。そのまま最後の直線でどこまでトップスピードを維持できるかの勝負。一瞬の切れよりも、スピードの持続力が問われる。
ある程度の位置を取らないと差し届かないことが多い。過去のクィーンスプマンテ、テイエムプリキュアの逃げ粘りなんかは間違いなくこの形。ブエナビスタでさえ差せない。道中のペース、レース展開を読むことが重要。
・枠順、ローテーション
過去の傾向から8枠の成績が良い。それ以外の枠の差はあまり無く、満遍なく馬券圏内に入っている。あとは外寄りの枠から複勝圏に入った馬の多くが、メンバー上位の上がり3ハロンタイムをマークしていた。距離が長く、道中のロスを抑えつつ脚を温存して運んだ馬が有利になりがちなイメージ。
・血統傾向
京都開催に戻ってきての2年間は、一昨年がハーツクライの系統が2,3着。昨年はヴァイスリージェント系を3代以内に持つ馬が1,2着。大きく目立つ傾向はないものの、牝馬限定戦の中では距離が長いだけにスタミナ要素は必要。
・注目馬考察
🏇レガレイラ(父スワーヴリチャード母父ハービンジャー)
抜けた1番人気になると思われる。昨年はルメール騎手の強引な騎乗もあったが5着とそれなりに力を示した。普通に外に出せる状態なら馬券圏内はあったんじゃないかと。今年は戸崎騎手予定で京都の成績が良くないと言われてるが変に内枠じゃなければ直線はバラけやすいし好走と思う。
🏇フェアエールング(父ゴールドシップ母父スペシャルウィーク)
実績的には少し足りないが今充実期で前走オールカマーも4コーナー先頭からそれなり頑張っていた。直線平坦の京都なら展開次第では残るのではとも考えている。


